こんにちは、”tousan-tousi ブログ” を書いている「toshi」 です。
第25回目の処方箋は
エリオット波動で狙いやすいのは「5波」!トレード方法を詳しく解説 についてです。
エリオット波動理論と言う名前を聞いたことあるでしょうか
有名な理論ですので、耳にした事がある方も多いと思います。
PanRolling社から出版されている「エリオット波動研究」では
エリオット波動は
「波の始まり」と「波の持続性」を予測する
理論とされています。
波の発生時期と、持続時間がわかれば、トレードが楽になりますよね。
「エリオット波動理論」は意識されているトレーダーが多いため
、理論どおり動く事も多く、是非習得する事をお勧めしたいです。
では、
初心者の方がわかりやすい、上昇トレンド中のエリオット波動エントリーはどこか?
結論からいうと
5波 です
エリオット波動について初耳の方は
「なんだ5波って?」といる方もおられると思いますので
今回は、「エリオット波動研究」を元に
簡単にエリオット波動とはなにかを説明し、私の考える初心者でも比較的容易に分かるエントリーポイントについて説明していこうと思います。
もっと詳しく知りたい方は、実際の本を読んでいただければ幸いです。
このブログを読むことで、
初心者の方でも比較的簡単にエントリ-ポイントが見つけられる様になると思います。
最後まで読んでいただければ幸いです。
エリオット波動とは
エリオット波動理論では「5波動で推進し、3波動で修正する」とされています。
波は出てくる順番に1~5波と言います。
1~5波全体でも推進波ですが、1,3、5波は推進し、2,4波は修正する波です。
また、5波終了後はA波、B波、C波で修正します。
下の図は例です。
実際のチャートではここまできれいなものになりませんが、
チャートのあらゆるところで、観察されます。
エリオット波動のガイドライン
「エリオット波動研究」にはエリオット波動のガイドラインが書かれています。このガイドラインには8つの項目があります。
エリオット波動のガイドライン(「エリオット波動研究」)
①波の延長;推進波はひとつが延長す
②波の均等性:推進波のうち2つは同程度になる
③オルタネーション:副次波は別の形になりやすい
④チャネリング:1~5波の各終点が2本の平均線になる。
⑤出来高:推進波は出来高が伴う
⑥比率関係:同じ波の副次波同士、アクション波同士がフィボナッチ比率の関係になる
⑦修正波の深さ:4波の修正波は、その前の波である3波の4波の範囲にとどまる。
⑧波の個性:1~5波、A、B、C波には個性がある。
このガイドラインでは全てを満たす必要があるわけではなく
あくまで
「こうなることが多い」
という認識で良いと思います。
この中でも、エントリーで最も重要な項目は①~④、⑦と考えています。
各項目に関して説明して行こうと思います。⑤⑥⑧の項目についてもっと詳しく知りたい方は
是非実際の本を読んでください。お勧めです。また、⑦の説明はやや複雑になりますので
次回に書こうと思います。
エリオット波動研究は。日本初のエリオット波動の教科書です。非常に分かりやすいので一度読む事をお勧めします。
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あなたのトレード判断能力を大幅に鍛える エリオット波動研究 基礎からトレード戦略まで網羅したエリオット波動の教 [ 日本エリオット波動研究所 ] |
1波、3波、5波のうちいずれか一つが延長する。波の延長について
ここでいう、延長とは、その波が他の波に比較して最も多くなるということです。
また、3波はもっとも延長しやすいといわれています。3波は注目した方が良いと思います。このトレードに関しては、次回以降書いていこうと思います。
波の均等性について
1波、3波、5波のいずれかが同じ長さになると言うものです。
3つの推進波のひとつがひとつ延長した場合は一層均等化しやすくなります。
※また、延長した波以外の2つの波が同じ大きさにならない場合は、片方がもう片方の0.618倍あるいは1.618倍になりやすいとされています。
チャネリングについて
ガイドラインでは、1波~5波の推進波は、
1波と3波を結んだ線と、2波と4波を結んだ線が平行になってきれいなチャネルになるとされています。
私はこのチャネルの引き方には少し工夫をしています。
チャネルの上下段は以下の様に引きます。
チャネルの引き方
上段:1波の基点と2波の基点で引いたライン
下段:2波の頂点と4波の頂点を結んだ線にそれぞれ引いたものです。
下の例はXAUUSDの日足チャートです。
このチャートは5波が大きく伸びた場合です。チャネル内できれいな上昇トレンドができていることがわかると思います。
上記には、きれいなチャネルを引ける例を出しましたが
1波あるいは3波が大きく延長した場合には、チャネル事態を引くことが困難になります。
例えば下図の様な場合です。
下の図は3波延長パターンですが、これではチャネルがうまく引けません。
一見エリオット波動理論は使えないようにも見えますが、チャネルの片方のみを利用することで、エリオット波動のカウントが可能になります。
下降トレンドであればチャネルの上段(=切り下げライン)のみ、
上昇トレンドであればチャネルの下段(=切り上げライン)のみを引く
利用しています。
上の踏まえて、もう一度同じチャートでカウントしてみましょう。
上図のごとくチャネルの片側を利用することで、5波の発生を予測できました。
チャネルではなく、1本のラインのみでトレードすることでチャートが見やすくなると思います。
是非試してみてください。


上昇トレンドでのエントリーは5波がお勧め。そのやり方。
チャネル下限=切り上げラインは1波基点から2波の安値に沿って引きます。
5波はチャネルが引けてから最初にぶつかる場所
1本線に最初にぶつかるところなので、視覚的に見つけやすく、トレードポイントとして利用しやすいと思います。
5波はどこまで伸びるのか?
5波はどこまで伸びるのか正直分かりません。
ガイドラインには、
5波の基本パターンは、1または3波と同じ長さ伸びるとされています。
しかし
1も3も延長しない場合→5波が最も伸びる場合がある
3波が延長した場合→5波が失敗に終わる
とも書かれており、失敗は常に念頭におく必要があります。
5波エントリーで、利確・損切りはどこにおくのか?
前述したように、大きく伸びることもあるが、失敗することもあるというものです。
「あたり前だろ!」と思われると思います。これは
私なりの見解ですが
利益確定は、1波あるいは3波と同じ長さの場所
損切りは、4波の基点
例外として
- 3波が1波と比較して大きく伸びていたらエントリーを控える
- 1波=3波であれば5波を長めに持ってみる。
5波のエントリーを考えるだけでも、見るところがいくつもあります。
なれるまで何度も練習することで精度が上がってくると思います。
分かるところだけやる!これが大事だと私は思います。
まずは、5波トレードをマスターしましょう。
まとめ
エリオット波動で5波をお勧めする理由をご説明しました。
5波のエントリーと一言でいっても、注意すべきところがいくつかありますが、何度も練習することで精度が上がってくると思います。
分かるところだけやる!これが大事だと思います。
まずは、5波トレードをマスターしましょう
あくまで私なりの解釈によるものなので、絶対解ではないですが、参考になれば幸いです。
最後まで読んでくださり有難うございました。
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